國立臺灣博物館鐵道部園區
No. 2, Section 1, Yanping N Rd, Datong District, Taipei City, Taiwan 103
いまや九份といえば、人!グルメ!インスタ!の大人気観光地。しかし――実はそのルーツ、めっちゃ渋い。なんと九份は、石炭で栄えた“ガチ鉱山タウン”だったのだ!観光の途中でふと立ち寄ったのが、鉱山の入り口(鉱山跡)。その瞬間、空気がガラッと変わる。さっきまでお祭りみたいに賑やかだったのに、ここだけ一気に歴史スイッチON。かつてこの場所で、石炭を求めて人々が働き、町が熱気と夢で溢れていた――そんな過去が、ドンと迫ってくる感じ。九份はただの観光地じゃない。グルメだけじゃなく、歴史まで味わうことになるとは…まさかの“深堀り体験”だった――!
鉱山入口のそばには、当時、採掘した石炭を運ぶために使われていたという歴史的トンネルがドーンと残っていた。中はめちゃくちゃ狭い!車一台ギリギリ通れるレベルで、しかも光ゼロに近いガチ暗闇モード。しかも壁や天井がゴツゴツむき出しで、見た目が「今にも崩れますけど何か?」みたいな雰囲気。トンネル、怖すぎ。
あの炭鉱の入口とトンネル、実は九份のにぎやかな老街からけっこう歩いた先にポツンとある。つまり――「そこそこ遠い。まあまあ疲れる。」そのせいか、観光客の姿はほとんどナシ。今までの人混みが嘘みたいに、シーン……。ここはまるで別世界。風の音と足音だけが響く、しっとりムード。まさに九份の隠れオアシス。観光地の裏側で、静かに過去に思いを馳せられるこの場所――九份の“穴場中の穴場”と言っていいだろう。
九份をひと通り歩き回り、「いや〜満喫したわ!」と勝者の顔で坂道を下っていたその時。「阿妹茶樓(あめいちゃろう)!!!」そう、“千と千尋の神隠しのモデルって噂の超有名スポット”をまさかのスルー寸前。「九份に来て阿妹茶樓を見ない=ラーメン頼んで麺だけ残すレベルの罪」これはいかん。完全にアウト。慌てて周囲を見渡すと、ちょうど日本人観光客を発見!心の中で土下座しながら場所を尋ね、ダッシュ気味に向かった結果――無事、阿妹茶樓に到着ッ!!建物を前に「あ、これ絶対ネットで見たやつ。」と感動が爆発。これで九份観光、コンプリート達成!満足度100%。悔いゼロ。さぁ次のステージ「十分」へGO——!!……と思ったその瞬間。ここでまさかの“予想外イベント”が発生。
時計をにらみ続けること1時間半。風に吹かれ、雨に濡れ、心が削られ——「え、あれ…?来た…?来たよね!?」待ちに待ったバスに乗り込んだ瞬間、もうそれだけでエア優勝。こうしてバスは山道をゴトゴト下り、たどり着いたのはふもとの町——「瑞芳(Ruifang)」ここでバスを降り、次なる手段は電車。「瑞芳 → 電車 → 十分」次はレールの旅へと突入!果たして今度こそスムーズに行けるのか!?それともまたイベント発生か!?
瑞芳駅に到着し、ついに念願の“平渓線っぽい電車”に乗車!「よし!十分まではレールに身を任せるだけ!」と肩の力が抜け、完全に安心モード。と、その時。ふと目に入った行先表示。「ん?……十分じゃないやん!!!!」気づいた次の瞬間、反射的に電車からジャンプ退避!改札へ猛ダッシュし、駅員さんに質問。「十分って、どう行けばいいですか!?」返ってきた答えはまさかの一言。「電車じゃ行けません。バスに乗ってください。」え?バス?Google Mapは電車ルートって言ってたよ?「情報源:Google」 vs 「現場のプロ:駅員」まさかの矛盾バトル開戦。理由は不明。台風で運休だったのか…そもそもルートが違ったのか…とにかく1つだけ確かなことがある。「今の俺、完全に迷子。」こうして“レール旅”は秒速終了。
駅員さんの「バスで行ってね」指示を信じて、すぐさまバスの時刻表をチェック。その瞬間、目が点になる。「次の十分行き……2時間半後。」しかも外は夕暮れタイムに突入中。黄昏+台風+2時間半=「十分老街?無理ゲー。」泣く泣く目的地を断念し、切り替えて“瑞芳観光”へシフトチェンジ。しかしここで、さらなる衝撃。歩けど歩けど……なんもない。ネオンもない。人もいない。店もほぼ閉まってる。田舎だからなのか、台風だからなのか、もはや答えは風しか知らない。けれど——瑞芳の町は想像をはるかに超える“静寂モード”。
観光的にはほぼ息していない瑞芳の街。人もいない。店も暗い。活気ゼロ。そんな絶望の中、駅前でキラッと発見。ミニ夜市。規模は小さい。でも今の自分にはオアシス120%。とりあえず腹ごしらえ開始。もち米の香りに救われつつ、スマホで情報収集。すると、突如画面に出てきた文字。「猴硐(ホウトン)……猫の村」猫の村!?すぐ隣!?今ここから行ける!?その瞬間、「十分ルート:完全封鎖」しかし「猫ルート:大開通」運命がドアを叩いた。「行くしかないだろ!!!」というわけで急遽、旅は大転換。次の目的地は――「猴硐(ホウトン)」!まさかの“猫の村”クエスト、爆誕!!
さっきまで十分にフラれて落ち込みムードだった旅。しかし今回は——電車、普通に来た!普通に乗れた!普通に着いた!!もはやそれだけで感動レベル。そして降り立った駅名は……「猴硐(ホウトン)」そう、噂の猫の村ッ!!!急に決まった目的地なのに、駅に降りた瞬間からテンションが爆上がり。もう期待が胸で大暴れ。「どこ見ても猫!触れても猫!写真撮っても猫!」そんな理想郷がこの先に広がっている……はず!
ついに降り立った憧れの地——猫の聖域・ホウトン!胸はワクワク、顔はニヤニヤ、テンションはすでに猫カフェ満席状態。……と思った、その瞬間。村を見回して固まる。真っ暗。いや、マジで真っ暗。ブラックアウトレベルの闇。さらに追い打ち。人影ゼロ。まるでエリア全体がログアウトしたみたいな静寂。「え、ここ猫の村だよね?猫どころか人もいないんだけど!?」期待してたのは、猫わんさか天国モードだったのに、実際はホラー映画の導入シーン。まさかの静寂に、心の中は大混乱。テンションMAXだったさっきの自分にそっと伝えたい。「落ち着け。ここ、想像と違うぞ。」果たして猫はどこにいるのか!?この村、生きてるのか!?そして私の期待は報われるのか!?
真っ暗なホウトンの村を歩き回りながら、心のどこかでこう思っていた。「大丈夫、大通りに行けば賑わってるはず!」しかし——進めど進めど、シーーーーーン。聞こえるのは自分の足音と風の音だけ。そんな中、ふと視界の端に動く影。猫。また歩くと——猫。さらに別の角を曲がると——猫。「猫はいる!!!!」しかし!!!!!店は全部死んでいる!!!!観光施設、閉店。お土産屋、閉店。飲食店、閉店。村のテンション、限りなく0。調べた結果、どうやら台風のせいで観光客がほぼ来なかったため、村ごと全店オフライン。かつてSNSで見た猫×観光客×ワイワイな“猫の街”のイメージはどこへ。期待はズタズタ、でも心の中でひとこと。「今日は猫より静けさに癒されたわ……」
誰もいないホウトンの村をあとにして、そっと台北へ戻ることにした。人も店も灯りもない猫の村。まるでエンディング後のステージのような静けさの中で、今日一日の出来事がじわっと頭に浮かぶ。予定では――九份 → 十分のはずだった。蓋を開けてみれば――九份2周 → 瑞芳静けさ → 猫村ホラー。もはや台本を書いたのは台風。しかし振り返ってみると、全部、“悪天候だからこそ出現したレア体験”。思い通りにいかない。でもそれこそ旅の醍醐味であり、スパイスであり、「予定通り」が負け、「予想外」が勝つ日もある。そして不思議なことに、胸の奥にひとつの新しい感情が生まれていた。「次こそ晴れの日に、もう一度来たい。」そう思えた時点で、今日の旅はすでに成功だったのかもしれない。結論——この一日、“十分”以上に価値あった。

















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