「紅毛城(Fort San Domingo)」をあとにし、「北投」に向かう前にちょっと寄り道。せっかくなので「淡水」の街を探索することにしました。この淡水という町、川と海に面しているせいか――“景色よし・歴史よし・食べ物よし”の三拍子そろい踏み。週末にもなれば観光客で大にぎわいになる人気スポットで、雰囲気としては「歩くだけで楽しめるテーマパーク」。しかも今いる場所からめちゃくちゃ近いのに、楽しめるポイントがゴロゴロしていて、「ここ、近場なのにポテンシャル高すぎない?」とツッコミたくなるレベル。移動前の寄り道のつもりが、淡水だけで1日使える説が濃厚に浮上した瞬間でした。
瑞芳駅に到着し、ついに念願の“平渓線っぽい電車”に乗車!「よし!十分まではレールに身を任せるだけ!」と肩の力が抜け、完全に安心モード。と、その時。ふと目に入った行先表示。「ん?……十分じゃないやん!!!!」気づいた次の瞬間、反射的に電車からジャンプ退避!改札へ猛ダッシュし、駅員さんに質問。「十分って、どう行けばいいですか!?」返ってきた答えはまさかの一言。「電車じゃ行けません。バスに乗ってください。」え?バス?Google Mapは電車ルートって言ってたよ?「情報源:Google」 vs 「現場のプロ:駅員」まさかの矛盾バトル開戦。理由は不明。台風で運休だったのか…そもそもルートが違ったのか…とにかく1つだけ確かなことがある。「今の俺、完全に迷子。」こうして“レール旅”は秒速終了。
今日は「何もしない大人しくする日」で過ごすつもりだった。予定ゼロ、行動力ゼロ、やる気は雲より高くどこかへ飛んでいった状態。とりあえず念のため近所の市役所に電話してみると——「通常どおり開いております!」……え、強っ。外は『台風 vs 地球』みたいになってますけど?その返答を聞いた瞬間、心の中で鳴り響くミッション開始のBGM。「用事、片付けろ。」さっきまでのんびりモードをしていた私が、まさかの出動要請。完全静止モードから急に動き出すことに。こうして「今日は絶対にゴロゴロする日」のはずが、気づけば台風の中、市役所へ向かうことが決定。まさかの強制クエスト発生である。