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ノートルダム大聖堂(Notre-Dame de Paris) |
ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)は、フランス・パリのセーヌ川沿いにあるゴシック建築を代表するカトリック教会 であり、フランスの歴史と文化の象徴的存在です。13世紀に建設され、その壮麗な建築とステンドグラスで世界的に知られています。1991年、パリのセーヌ河岸の一部としてユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。
歴史
- 1163年:フランス王ルイ7世の時代に建設開始(教皇アレクサンドル3世が礎石を設置)。
- 13世紀:ゴシック様式の建築が完成。
- 19世紀:フランス革命で破壊された部分をヴィオレ・ル・デュクが修復。
- 2019年:大規模な火災により屋根と尖塔が焼失。
- 2024年:復元工事完了予定(パリ五輪に合わせて再公開を目指す)。
特徴
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ゴシック建築の傑作
- 高さ69mの二つの鐘楼(塔)が特徴的。
- 飛び梁(フライング・バットレス) を採用し、外壁の支えなしに大きな窓を確保。
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美しいステンドグラス
- バラ窓(ロゼット):聖書の物語を描いた直径約13mのステンドグラス。
- 光が差し込むことで内部が幻想的な雰囲気に包まれる。
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歴史的重要性
- 1804年、ナポレオン・ボナパルトがこの大聖堂で皇帝として戴冠。
- ヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』(邦題『ノートルダムの鐘』)の舞台としても有名。
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火災と修復プロジェクト
- 2019年4月の火災で屋根と尖塔が焼失。
- 世界中からの支援により復元工事が進行中。
- 2024年に修復完了予定。
現在の状況
- 火災後、修復作業中のため一般公開は制限されている。
- パリ五輪(2024年)に合わせた復元が計画されている。
- 観光名所としての価値は変わらず、多くの観光客が訪れる。
アクセス
- 所在地:フランス・パリ(シテ島)
- 最寄り駅:地下鉄「Cité」駅または「Saint-Michel – Notre-Dame」駅
- 入場料:大聖堂の入場は無料(塔への登頂は有料)
まとめ
ノートルダム大聖堂は、フランスの歴史と文化を象徴するゴシック建築の傑作 であり、美しいステンドグラスと壮大な建築が魅力です。火災後も修復作業が進められ、2024年には復元が完了し、再びその美しさを世界に示す予定です。
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