2025年3月10日月曜日

世界遺産:リラ修道院(Rila Monastery)ー ブルガリア

リラ修道院(Rila Monastery)

リラ修道院(Rila Monastery, Рилски манастир)は、ブルガリア南西部のリラ山脈にあるブルガリア正教会の代表的な修道院 で、ブルガリアの文化と宗教の中心として長い歴史を持ちます。特に美しいフレスコ画、独特の建築様式、そしてブルガリア民族復興の象徴としての役割 から、1983年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。


歴史

  • 10世紀(約930年頃):聖イヴァン・リルスキ(St. Ivan of Rila)によって創設。
  • 14世紀:ブルガリア第二帝国時代に発展し、多くの寄進を受ける。
  • 15~18世紀:オスマン帝国支配下でも修道院は存続し、ブルガリア文化の中心地となる。
  • 19世紀:火災により一部が破壊されるが、ブルガリア民族復興運動の中で再建。
  • 1983年:ユネスコ世界遺産に登録。

聖母誕生教会(Nativity of the Virgin Church)

特徴

  1. 独特のブルガリア建築

    • 黒と白のストライプ模様の外壁と赤レンガの屋根が特徴的。
    • 中庭を囲む3~4階建ての回廊式建築。
    • バルカン建築とオスマン建築の影響を受けたデザイン。
  2. 聖母誕生教会(Nativity of the Virgin Church)

    • 内部には見事なフレスコ画が描かれ、特にザハリ・ズドラフコフ(Zahari Zograf)の作品が有名。
    • 黄金のイコノスタシス(聖像飾り)は細かい木彫りと金箔装飾が施されている。
  3. 聖イヴァン・リルスキの墓

    • 修道院近くの洞窟には、創設者聖イヴァン・リルスキ が瞑想していたとされる場所があり、巡礼者が訪れる。
  4. ブルガリア文化の象徴

    • オスマン帝国時代にもブルガリア文化の中心地として文書や写本の保存、教育活動が行われた。
    • ブルガリア民族の精神的支柱 として、現在も多くの巡礼者や観光客が訪れる。

現在の状況

  • ブルガリア国内で最も重要な宗教施設の一つとして、現在も修道士が生活。
  • 博物館も併設されており、修道院の歴史や宗教美術を学べる。
  • 観光地としても人気があり、国内外から多くの訪問者が訪れる。

アクセス

  • 所在地:ブルガリア・リラ山脈
  • 最寄り都市:ソフィア(車で約2時間)
  • 入場料:修道院自体は無料(博物館は有料)

まとめ

リラ修道院は、ブルガリア正教の中心であり、建築・美術・歴史の面でブルガリア文化の象徴的存在 です。壮麗なフレスコ画や独特な建築美は、ブルガリアの宗教・民族アイデンティティを今に伝えており、世界遺産として保護されています。


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