2025年2月24日月曜日

世界遺産:古代都市テーベとその墓地遺跡(Ancient Thebes with its Necropolis)

カルナック神殿(Karnak Temple)

古代エジプトのテーベ(Thebes, テーベ)は、現在のエジプト・ルクソールに位置する、古代エジプト新王国(紀元前16世紀~紀元前11世紀)の首都 でした。ナイル川の東岸には壮大な神殿群が、西岸には歴代ファラオや貴族の墓が並ぶ「王家の谷」などの墓地遺跡が広がっています。1979年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。

歴史

  • 紀元前2000年頃:中王国時代に重要都市として発展。
  • 紀元前1550年~1070年(新王国時代):エジプトの首都として繁栄し、壮大な神殿や王墓が建設される。
  • 紀元前11世紀以降:エジプトの分裂とともに衰退。
  • 19世紀~現在:考古学的発掘が進み、多くの遺跡が発見・修復される。

ルクソール神殿(Luxor Temple)

特徴

  1. 東岸:壮大な神殿群

    • カルナック神殿(Karnak Temple):エジプト最大の神殿複合体で、アメン神を祀る。
    • ルクソール神殿(Luxor Temple):王権の象徴として、新王国時代のファラオたちが拡張。
  2. 西岸:王墓と葬祭殿

    • 王家の谷(Valley of the Kings):ツタンカーメン王の墓を含む、新王国時代のファラオの墓が集中。
    • 王妃の谷(Valley of the Queens):ネフェルタリ王妃の墓など、美しい壁画が残る。
    • ハトシェプスト女王葬祭殿(Mortuary Temple of Hatshepsut):三層構造の壮麗な葬祭殿。
    • メディネト・ハブ(Medinet Habu):ラムセス3世の巨大な葬祭殿。
  3. 壁画や碑文の宝庫

    • 神殿や墓の壁には、エジプト神話、王の偉業、葬祭儀礼が描かれている。
    • 王家の谷の墓内部には、来世の世界観を示す「死者の書」が記されている。
ハトシェプスト女王葬祭殿(Mortuary Temple of Hatshepsut)

現在の状況

  • 考古学的発掘と修復が続き、新たな発見が相次いでいる。
  • 観光地として人気があり、世界中から訪問者が絶えない。
  • 環境要因(砂漠化、洪水、観光による劣化)の影響を受け、保存活動が進められている。

アクセス

  • 所在地:エジプト・ルクソール
  • 最寄り空港:ルクソール国際空港
  • 入場料:神殿や墓ごとに異なる(ツタンカーメン王の墓などは別料金)

メディネト・ハブ(Medinet Habu)

まとめ

古代都市テーベは、エジプト新王国の首都として繁栄し、壮大な神殿やファラオの墓が残る、エジプト最大級の遺跡群 です。カルナック神殿や王家の谷などの遺産は、エジプト文明の栄光を今に伝え、考古学・歴史の観点からも極めて重要な世界遺産となっています。



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