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カルナック神殿(Karnak Temple) |
古代エジプトのテーベ(Thebes, テーベ)は、現在のエジプト・ルクソールに位置する、古代エジプト新王国(紀元前16世紀~紀元前11世紀)の首都 でした。ナイル川の東岸には壮大な神殿群が、西岸には歴代ファラオや貴族の墓が並ぶ「王家の谷」などの墓地遺跡が広がっています。1979年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。
歴史
- 紀元前2000年頃:中王国時代に重要都市として発展。
- 紀元前1550年~1070年(新王国時代):エジプトの首都として繁栄し、壮大な神殿や王墓が建設される。
- 紀元前11世紀以降:エジプトの分裂とともに衰退。
- 19世紀~現在:考古学的発掘が進み、多くの遺跡が発見・修復される。
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ルクソール神殿(Luxor Temple) |
特徴
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東岸:壮大な神殿群
- カルナック神殿(Karnak Temple):エジプト最大の神殿複合体で、アメン神を祀る。
- ルクソール神殿(Luxor Temple):王権の象徴として、新王国時代のファラオたちが拡張。
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西岸:王墓と葬祭殿
- 王家の谷(Valley of the Kings):ツタンカーメン王の墓を含む、新王国時代のファラオの墓が集中。
- 王妃の谷(Valley of the Queens):ネフェルタリ王妃の墓など、美しい壁画が残る。
- ハトシェプスト女王葬祭殿(Mortuary Temple of Hatshepsut):三層構造の壮麗な葬祭殿。
- メディネト・ハブ(Medinet Habu):ラムセス3世の巨大な葬祭殿。
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壁画や碑文の宝庫
- 神殿や墓の壁には、エジプト神話、王の偉業、葬祭儀礼が描かれている。
- 王家の谷の墓内部には、来世の世界観を示す「死者の書」が記されている。
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ハトシェプスト女王葬祭殿(Mortuary Temple of Hatshepsut) |
現在の状況
- 考古学的発掘と修復が続き、新たな発見が相次いでいる。
- 観光地として人気があり、世界中から訪問者が絶えない。
- 環境要因(砂漠化、洪水、観光による劣化)の影響を受け、保存活動が進められている。
アクセス
- 所在地:エジプト・ルクソール
- 最寄り空港:ルクソール国際空港
- 入場料:神殿や墓ごとに異なる(ツタンカーメン王の墓などは別料金)
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メディネト・ハブ(Medinet Habu) |
まとめ
古代都市テーベは、エジプト新王国の首都として繁栄し、壮大な神殿やファラオの墓が残る、エジプト最大級の遺跡群 です。カルナック神殿や王家の谷などの遺産は、エジプト文明の栄光を今に伝え、考古学・歴史の観点からも極めて重要な世界遺産となっています。
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