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オールド・ハバナ(La Habana Vieja) |
オールド・ハバナ(La Habana Vieja)は、キューバの首都ハバナにある歴史地区 で、16世紀にスペイン植民地として建設されました。カリブ海におけるスペインの重要な港として発展し、コロニアル建築(植民地時代の建築) や要塞、石畳の街並みが今も残っています。1982年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。
歴史
- 1519年:スペイン人によってハバナが建設され、港町として発展。
- 16〜18世紀:スペイン帝国のカリブ海貿易の要衝として繁栄。
- 17〜19世紀:イギリスや海賊の攻撃を受け、多くの要塞が築かれる。
- 1898年:米西戦争でスペインが敗北し、キューバはアメリカの影響下に入る。
- 1959年:キューバ革命後、歴史地区の保存活動が開始。
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大聖堂広場(Plaza de la Catedral) |
特徴
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スペイン植民地時代の美しい街並み
- 石畳の通り、カラフルな建物、バルコニー付きの家々 が特徴的。
- スペイン、アフリカ、カリブの文化が融合した独特の雰囲気 を持つ。
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要塞都市としての防御施設
- モロ要塞(Castillo de los Tres Reyes del Morro):ハバナ湾の入り口を守る砦。
- ラ・カバーニャ要塞(Fortaleza de San Carlos de la Cabaña):18世紀にスペインが築いたカリブ海最大の要塞。
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歴史的な広場と建築物
- 大聖堂広場(Plaza de la Catedral):バロック様式のハバナ大聖堂がある。
- 旧広場(Plaza Vieja):17世紀のコロニアル建築が残る賑やかな広場。
- アルマス広場(Plaza de Armas):ハバナ発祥の地で、スペイン総督府跡がある。
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文化と音楽の中心地
- ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ のような伝統音楽が今も演奏されている。
- 街角や広場でサルサやソンの音楽が流れ、ダンス文化が根付いている。
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モロ要塞(Castillo de los Tres Reyes del Morro) |
現在の状況
- 観光地として世界中から訪問者が集まる。
- 一部の建物は老朽化しているが、修復・保存活動が進行中。
- クラシックカーが走る街並みが人気で、キューバの象徴的な風景 となっている。
アクセス
- 所在地:キューバ・ハバナ
- 最寄り空港:ホセ・マルティ国際空港(ハバナ空港)から車で約30分
- 観光手段:徒歩観光が中心(街歩きが楽しめる)
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ラ・カバーニャ要塞(Fortaleza de San Carlos de la Cabaña) |
まとめ
オールド・ハバナは、スペイン植民地時代の歴史が色濃く残る街並みと、カリブ海文化が融合した独特の魅力を持つ世界遺産 です。コロニアル建築や要塞、活気あふれる音楽やダンスが楽しめ、過去と現在が共存する特別な場所となっています。
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