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自由の女神(Statue of Liberty) |
自由の女神(Statue of Liberty)は、アメリカ合衆国・ニューヨークのリバティ島に立つ巨大な銅像で、アメリカの象徴として世界的に有名です。正式名称は**「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」** で、フランスからアメリカへの独立100周年を記念して1886年に贈られました。1984年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録されました。
歴史
- 1875年:フランスの彫刻家 フレデリック・オーギュスト・バルトルディ が設計開始。
- 1884年:フランスで完成し、分解された状態でアメリカへ輸送。
- 1886年10月28日:ニューヨーク・リバティ島に設置され、正式に公開。
- 1924年:アメリカ合衆国の国定記念建造物に指定。
- 1984年:ユネスコ世界遺産に登録。
- 2001年9月11日:同時多発テロの影響で一時閉鎖。
- 2009年:内部の展望台が再開。
特徴
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巨大な女神像
- 高さ:本体46メートル、台座を含めると93メートル。
- 重量:225トン。
- 材質:銅製で、長年の酸化により緑色に変化している。
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自由の象徴
- 右手に持つ たいまつ は「自由の光」を象徴。
- 左手には**1776年7月4日(アメリカ独立記念日)**が刻まれた「独立宣言の銘板」を持つ。
- 足元の「壊れた鎖」は、抑圧や専制政治からの解放を表す。
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設計の背景
- 内部の鉄骨構造は、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルが手掛けた。
- フランスとアメリカの友好の証として建設された。
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ニューヨーク移民の象徴
- 19世紀末から20世紀初頭にかけて、多くの移民がアメリカに到着する際、最初に目にしたランドマークであり、「新しい自由の国」への希望を象徴した。
現在の状況
- 観光名所として、年間約400万人の訪問者が訪れる。
- 内部の展望台(王冠部分)は人数制限があり、事前予約が必要。
- 近年はテロ対策と保全のため、一部エリアの立ち入り制限がある。
アクセス
- 所在地:アメリカ・ニューヨーク州、リバティ島
- 最寄りの出発地:マンハッタン(バッテリーパーク)またはニュージャージー州(リバティ州立公園)からフェリーで約15分
- 入場料:自由の女神内部(王冠)への入場は事前予約制
まとめ
自由の女神は、アメリカ独立の象徴であり、自由と民主主義の精神を表す世界的に有名なモニュメントです。フランスからの贈り物として建設され、移民の希望の光ともなった歴史的背景を持っています。現在も世界遺産として保護され、多くの観光客が訪れるニューヨークの代表的な名所の一つです。
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