2025年2月3日月曜日

世界遺産:ケルン大聖堂ードイツ

ケルン大聖堂

ケルン大聖堂(Kölner Dom)は、ドイツ・ケルンにあるゴシック様式のカトリックの大聖堂で、世界的に有名な歴史的建造物の一つです。正式名称は「聖ペテロと聖マリア大聖堂(Hohe Domkirche St. Peter und Maria)」で、ケルンの象徴的な存在として多くの観光客を魅了しています。

歴史

  • 1248年:建設開始。フランスのゴシック建築を模範として設計される。
  • 16世紀:資金不足などの理由により工事が中断。
  • 1842年:プロイセン王国の支援により工事再開。
  • 1880年:約600年の歳月を経て完成。高さ157メートルの世界最大級のゴシック建築として誕生。
  • 1945年:第二次世界大戦中に空襲を受けるも、倒壊を免れる。
  • 1996年:ユネスコ世界遺産に登録される。

空襲後のケルン大聖堂

特徴

  1. 壮大なゴシック建築

    • ヨーロッパ最大級のゴシック様式の大聖堂で、特に高さ157メートルの二つの塔が特徴的。
    • 繊細な彫刻やステンドグラスが内部を彩り、荘厳な雰囲気を醸し出している。
  2. シュライン・オブ・ザ・スリー・キングス(三賢者の聖遺物)

    • 東方三博士(イエス・キリストの誕生を祝った三人の賢者)の聖遺物を納めた黄金の聖櫃(シュライン・オブ・ザ・スリー・キングス)が祭壇に安置されている。
  3. ステンドグラス

    • 12~19世紀にかけて制作された色鮮やかなステンドグラスがあり、中でもゲルハルト・リヒターによる現代的なステンドグラス(2007年設置)も見どころの一つ。
  4. 大聖堂の塔

    • 533段の階段を登ると、展望台からケルン市内を一望できる。

ケルン大聖堂にあるステンドグラス

アクセス

  • 所在地:ドイツ・ケルン(中央駅のすぐそば)
  • 最寄駅:ケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)
  • 開館時間:通常は午前6時~午後8時(変更の可能性あり)
  • 入場料:基本的に無料(塔や宝物館への入場は有料)


まとめ

ケルン大聖堂は、600年以上の歴史を持ち、壮麗なゴシック建築や重要な聖遺物を擁する世界遺産です。ケルンを訪れるなら必見の観光スポットであり、その壮大さと歴史的価値から、訪れる人々に深い感動を与えます。


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