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姫路城(Himeji Castle) |
姫路城(Himeji Castle, 白鷺城)は、兵庫県姫路市にある日本を代表する城郭建築 で、白く美しい外観から「白鷺城(しらさぎじょう)」とも呼ばれています。日本に現存する12天守の一つであり、木造城郭建築の最高傑作 とされています。1993年にユネスコ世界遺産(文化遺産) に登録され、日本で最初の世界文化遺産の一つとなりました。
歴史
- 1333年:赤松則村によって最初の砦が築かれる。
- 1346年:赤松貞範が本格的な城を建設(室町時代)。
- 1580年:羽柴(豊臣)秀吉が城を拡張し、三層の天守を築く。
- 1601~1609年:池田輝政によって現在の五重の天守閣を含む大規模な城郭が完成。
- 1617年~1618年:本多忠政が西の丸などを増築。
- 1868年以降:明治維新後、城は存続し、戦火を免れる。
- 1993年:世界遺産に登録。
- 2009~2015年:平成の大修理が実施され、白い外壁が美しく蘇る。
特徴
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日本最高峰の城郭建築
- 五重六階の大天守と三重の小天守を連結した連立式天守。
- 漆喰(しっくい)で塗られた白壁 は、防火性を高めるための工夫。
- 巧妙な防御構造(石落とし、狭間、迷路のような通路)。
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防衛に優れた構造
- 「三国堀」「L字型の通路」など、敵の侵入を防ぐ複雑な設計。
- 矢狭間や鉄砲狭間が城壁に配置され、攻撃に備えた構造。
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四季折々の美しい景観
- 桜の名所 としても知られ、春には天守を囲むように桜が咲く。
- 秋の紅葉、冬の雪化粧、夏の青空にも映える白い城壁が魅力。
現在の状況
- 観光地として国内外から多くの観光客が訪れる。
- 保存修復活動が続けられており、「平成の大修理」で美しい姿が復元された。
- 2021年には天守内部の入場者数が5000万人を突破。
アクセス
- 所在地:兵庫県姫路市本町68
- 最寄り駅:JR姫路駅から徒歩約15分
- 入場料:大人1,000円(姫路城+好古園セット券あり)
まとめ
姫路城は、日本の城郭建築の最高傑作であり、戦国時代から江戸時代にかけての防衛技術と美しさを兼ね備えた世界遺産 です。歴史的価値だけでなく、その白く優雅な姿は日本を代表する観光スポットとしても親しまれています。
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