2025年2月24日月曜日

世界遺産:シュンドルボン(Sundarbans)ー インド・バングラデシュ

シュンドルボン(Sundarbans)

シュンドルボン(Sundarbans)は、インドとバングラデシュにまたがる世界最大のマングローブ森林地帯 で、ガンジス川、ブラマプトラ川、メグナ川の河口デルタに広がっています。多様な生態系と絶滅危惧種の保護区として重要であり、バングラデシュ側(1997年)とインド側(1987年)の両方がユネスコ世界遺産(自然遺産) に登録されています。

特徴

  1. 世界最大のマングローブ森林

    • 面積は約 10,000 km²(バングラデシュ側が約60%、インド側が約40%)。
    • 塩分に強いマングローブが密生し、淡水と海水が混ざる独特の生態系を形成
  2. 絶滅危惧種の生息地

    • ベンガルトラ(Bengal Tiger):シュンドルボンは約100頭のベンガルトラが生息する世界最大のトラの保護区。
    • ガンジスカワイルカ(Ganges River Dolphin):淡水と海水の両方に適応する希少なイルカ。
    • クロコダイル、オオトカゲ、アオウミガメ、シカ、サルなど多様な野生動物 が生息。
  3. 水上の生態系と漁業

    • 河川、湖、運河が張り巡らされ、漁業や蜂蜜採集が伝統的な生業 となっている。
    • 地元の漁師はカワウソを使った伝統漁法を継承
  4. 気候変動と環境保護

    • サイクロン、高潮、海面上昇の影響を受けやすい地域 であり、環境保護が重要視されている。
    • 不法伐採や密猟の問題もあり、持続可能な管理が求められている。

ベンガルトラ(Bengal Tiger)
歴史

  • 19世紀:イギリス植民地時代に森林管理が始まる。
  • 1973年:インドがシュンドルボンを野生動物保護区に指定。
  • 1984年:バングラデシュが森林保護区を指定。
  • 1987年(インド側)/1997年(バングラデシュ側):ユネスコ世界遺産に登録。

現在の状況

  • 観光地としてエコツーリズムが推進 され、ボートサファリが人気。
  • 環境保護活動が進められ、違法伐採・密猟の取締りが強化
  • 気候変動の影響で、海面上昇や台風の被害が増加している。

アクセス

  • 所在地:バングラデシュ南西部・インド西ベンガル州
  • 最寄り都市:バングラデシュ側はクルナ、インド側はコルカタ
  • 移動手段:ボートツアー(現地ツアー会社が運行)

まとめ

シュンドルボンは、世界最大のマングローブ森林と豊かな生態系を持つユニークな自然遺産 であり、ベンガルトラなどの希少動物の生息地として重要な役割を果たしています。しかし、気候変動や違法伐採の脅威にさらされており、持続可能な保護活動が求められています。


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